MHの備忘録

日常の忘れたくないことを書いていきます

2024年、秋の近況

長男の成長具合


 忙しくて更新できていなかった。
 11/4にハーフバースデーをに迎えた長男は、普通にミルクを飲むようになり体重が増えてきました。


 9/17 体重6050g
 9/24 体重6355g
 11/7 体重6960g


 あと少しで7kgです。
 感無量。


 平日毎日ミルクを作って飲ませている奥さんには感謝しかありません。
 5月からは離乳食も始めました。しかし、最近は離乳食を下で押し戻す技を覚えたせいで苦労しているようです。
 

新車と新築の経緯まとめ


 そういえば何も書いていなかったが、今年は車と土地と家を買いました。


 2023年の年末に、実家に帰省しているときに、ふと車を買わなければならない使命感に襲われました。その時にチャイルドシートを友達から貰ったのだが、これはミライースじゃ無理だわと思ったのが理由。そして年始1発目にホンダディーラーに行ってステップワゴンRP8を契約。


 車を買ったら次は家でしょ!と何かに取り憑かれたように住宅を探し始めました。最初はスーモのようなサイトから、金額と場所がよさそうな家を片っ端から見ていきました。それらの家は全部アルミサッシで寒くていらないなとしか思わなかった。東広島の中心部はなかなか土地もないし、家(土地)を探すのは苦痛でした。家に集中しすぎて妊娠中の奥さんとも険悪になりました。


 結局ハウスメーカーに行き、土地を押さえてそこにモデルハウスと同じ間取りをちょっと改造して建ててもらうことにしました。断熱等級6もあれば総アルミサッシの家よりはるかに暖かいと思う。家はやっぱり注文住宅もやってるハウスメーカーの建売やモデルハウス、もしくは建売として計画される前に入っていろいろ口を出して自分好みの家に仕上げる方法がベストだと思います。スーモにある誰が施工したかわからない家は悪名高いメーカーが立ててたりするので注意です。


 そして初めてハウスメーカーを訪れて6か月後の7月から基礎が着工し、8月に上棟式(いつか忘れた)、11月10日に施主検査を行い、来週の11月16日に受け渡しになりました。引っ越しは18日です。楽しみ。


 形式上は建売ですが、間取りや食洗器も希望通りにしてもらったし、内装や外装、ソーラーもメーカーと一緒に検討してきました。だいぶわがまま言ってしまったので建売というよりは半注文みたいな感じです。今思えばあの時から家探しを始めててよかったです。最初の1歩から家の完成まで10か月かかりましたが、長男が広く安全な家で存分にハイハイ出来るのに間に合うのが今はただうれしいです。


 夏の終わりにコスモス畑行ったけど、忙しくて写真の現像もできてない。。引っ越し完了したらまたブログ書こう。

息子の体重が増えてた & 離乳食始めてみた

体重が増えてた

 

 祝300g増加


 9/17 体重6050g
 9/24 体重6355g


 つまり、1日で40g増えていることになる。
 今までは、ミルク廃棄がもったいなくて、1回量は飲む平均値を与えていたのだが、改善後の方法は、4か月児の最大目安の200mlを常に作っている。気まぐれで200ml飲んでくれよ作戦である。1日量では1400mlを作り、850~950程度飲んで残りを廃棄している事になる。
 

 朝~昼はあまり飲まないので、半分以上廃棄することになるが、おかげで体重が増えた。廃棄は勿体ないが子供の体重のためには仕方がない。


 逆に考えよう。1日7回200mlのミルクを固定出費で買っているんだと・・。


 あと、余ったミルクはさっさと捨てたほうが良いです。どこかの相談ページで読んだのですが、「余ったミルクを見てるとイラつくでしょう?だから、さっさと捨てなさい。」小児科の先生の言葉が乗っていた。目からウロコだった。それ以来、速攻で捨てるようにしている。 ちなみに、余ったミルクを飲もうかなと思ったけど、粉ミルクって高カロリーなので、体形を気にしている人にはお勧めしません。


離乳食始めてみた。


 息子のミルクが増えて、夫婦ともに精神的に落ち着き、前へ進めるようになった。 ミルクを飲まない子は、離乳食なら結構食べるとかよく聞くので試してみることにした。


 西松屋で購入した米粉をそのまま溶かすとお粥になるタイプのものを購入し、基準出来上がり量45gのところを1/10の4.5g作り、食べさせてみると普通に全部食べてくれた。ミルクを飲まない陰で離乳食を食べる準備はできていたようだ。来週末には生後5か月を迎えるので、もう本格的に離乳食の時期に来たようだ。感無量である。


 しかしこのお粥、出来上がり量45gとミルク45mlと比較すると、ミルクのほうが高カロリーなので体重に悩んでいる場合はカロリーを計算する必要がある。米粉のお粥は栄養がないから、あくまでもメニューの1部や離乳食の練習用だと位置づけるべきだ。


もう卒乳?


 息子は1か月を超える哺乳瓶拒否が終わったと思ったら、お乳を飲まなくなってしまった。 人生でもうお乳を飲む機会はないんだから、もうちょっと飲んでもいいと思うよ。。

我が子の体重が1か月横ばいだった

 生後3か月からミルク拒否が始まり、お腹の調子が良くないのと合わさって飲まない状態が1か月ぐらい継続。最近は飲むようになってきたが平均で800ml程度。本当は1000ml程度は飲む必要がある。昨日、奥さんが定期健診(?)に連れて行って体重を測定したのだが、半月前に測定した体重5950gから6050g(+100g) ほぼ誤差かもしれないというレベル。


 ミルクのタイミングは7回。平均的な目安は5~6なのでそれよりは多いが1回に飲む量が少ない。ミルクの総量は飲まないときは平均80ml~130ml程度で、最近は150ml~180は飲むようになった。しかしたまに飲まなくて1回飛ばすこともある。


 次の体重測定でちゃんと増えているように、客観的に反省点を考えてみることにした。


・ミルクの調合量

 まずミルクの調合量についての反省は、今までの飲んでいる平均を作っている点。ミルクを200ml作って120mlしか飲まなかったときに、80mlも廃棄することになる。これって経験すると結構つらいんですよね。ミルクも高いし。なので赤ちゃんのミルクサインとその日の飲み具合で推測して160~180mlを作っていた。しかし180ml作った場合、赤ちゃんがもし200ml飲めたなら、その機会を親が奪ってしまったことになる。


 やっぱり1日の総量から逆算して1回の量を決めるべきだと反省した。さすがに赤ちゃんの胃腸の調子が悪い場合は体調不良の時は、その時の対応をすべきだが。


・授乳姿勢

 次に考えたのがミルクを上げる姿勢について。今の姿勢は授乳クッションに寝かせて、頭を少し上げた状態にしている。この傾斜が少ないことによって満腹を感じやすくなっているなら改善する必要がある。45度ぐらいで試してみようと思った。


・ウンチを促す

バウンサーやウンチ体操を意識的に行ってウンチを促すのが良いと思った。便秘になると飲みが悪くなるとのことだ。


・乳首のサイズ確認

 現在は母乳実感Mを使っている。しかしMだとちょっと穴が小さすぎて飲むのに時間がかかる時がある。かといってLにすると乳首の硬さが異なるので、飲むためのきっかけを作りにくいらしい。我が子は混合だったため、お乳の後に哺乳瓶を与えると、吸うという動作が若干異なるためか吸えない時期が存在した。乳首が硬くなるとこの傾向が強くなるらしく、ミルクが出る量を増やすにはMからLに変えるのではなく、Mの乳首の穴を串で広げるというのが正解だったらしい。 最近180程度なら飲むようになってきたが、実はこれのおかげなんじゃないかと思っている。

 正直なところ、母乳実感の乳首SSの穴を広げりゃ無駄な出費をしなくてよかったんじゃないかと思う。今新生児で乳首SSを使ってる人はSに変える前に、SSの乳首の穴を広げるのを試してほしい。


次の体重測定で増えていますように。。

Yahooニュースで、くるまのニュースを非表示

 会社の休憩時間にYahooニュースを見るのが日課なのですが、くるまのニュースが出してくる記事がク〇うざいです。


 具体的には、

 ・海外で発売される型式の車が、あたかも日本で発売されるような見出し
 ・コンセプトカーがなぜか新型車扱いで発売されるような見出し
 ・特別グレードがなぜか新型車扱いで発売されるような見出し
 ・どこかの誰かがカスタムした車が新型車扱いで発売されるような見出し


 これは、見出しで勘違いさせて記事を表示させ、広告費を稼ぐのが目的です。


 ブラウザの設定でクッキーを保持しないようにしているのですが、毎日記事がTOPに出てきます。幅広い年代層が毎日騙されてクリックしているということなんでしょうね。


 私は一応、車業界の会社に勤めているので、この手のニュースはチェックします。 しかしこの会社が発行している記事は、読むのが時間の無駄なので非表示にしました。



 方法:

 ①Chromeプラグインが使えるブラウザを使う
  私はBraveを使っていますがこれもChromeプラグインが使えるのでOKです

 ②Y!News Excluderプラグインをインストールする  
chromewebstore.google.com

 ③除外ワードに「くるまのニュース」を入れる


 以上、快適になりました。

赤ちゃんのミルクによる格闘記録

生後2か月までは苦労せず何でも飲んだ


 生後1か月になるまでは、ほほえみ固形タイプを飲ませていました。 これは事前に買ったもので、何を選べばよいのかわからなかったので、固形だと楽そうという理由で買いました。 1か月後に高いからという理由でぴゅあを買い足して飲ませていました。 他にも、貰った試用品のミルクスティックなど多数のメーカーを試しましたが、正直言ってこの月齢の赤ちゃんは味覚が未発達で味わうことはなく、好み的な意味合いでは試しても意味がないと思っています。


魔の生後3か月


 もうすぐ生後3か月という時期で、母親におねだりしてちょっと高いミルク「すこやか」を大量買いしてもらいました。 ちなみに全ミルクの中でぴゅあが最も安いので比べたら全部高いです(笑) しかし、この時からミルク拒否が始まってしまったのです。 そこから2週間程度すこやかを飲ませていましたが、あまりにも飲まなさ過ぎて体重が横ばい。 やばいと思って最初に飲んでいた、ほほえみ粉タイプを買い足しても飲まず、ピュアに戻してもなかなか飲まずで3か月を過ごしました。 これ以上はあまり変えないほうがいいだろうと思い、飲まなくてもぴゅあに固定して生後3か月期を過ごしました。 


4か月目


 ぴゅあを少し飲む状態が続き、合わせてお尻から泡を吹くレベルでシャバシャバの下痢状態が続いていました。 奥さんが小児科に行ったついでに、整腸剤をもらってきました。 その整腸剤を飲んでからか、偶然なのかはわかりませんが、現在は毎回150~170ml飲むようになりました。 しかし、うんちはまだ下痢気味です。 よく飲んでるし気にする必要はあまりないと思うのですが、数時間おきにオムツ交換になってしまうので、思いついたのがブレンドによってウンチの状態を適切な状態に持っていけないかと考えました。


そもそもミルクとうんちの関係があるのか?


 Xを見てると、Aメーカーは下痢だったとか、Bメーカーに変えると便秘になったとか言いますが、結果は案外バラバラです。 つまりAメーカーに対して下痢になったという人もいれば、便秘になったという人も見かけます。うちの少ないサンプルで言うと、過去のミルクは以下のようでした。


・ぴゅあ:シャバシャバ系 ほぼ下痢
・はぐくみ:中粘質系 色は黒系が多い
・すこやか:高粘質系 色は明るめ


 この結果から言えば、うちの子は「ぴゅあ」と「すこやか」をブレンドすると結果は質の良いウンチになるはずですが果たして・・? 
(大量に鎮座した「すこやか」を消費したいという欲望もある・・)


「ぴゅあ」と「すこやか」ブレンドにしてみたが


4か月目の中期


 ぴゅあ70%、すこやか30%程度で2回飲ませてみました。 ウンチの状態は低粘度・明るい茶色で下痢ではなくなりました。 その配合で継続しつつ、途中でぴゅあ100%に戻してみましたが、ウンチの状態は下痢に戻らず良好です。 つまりミルクによってウンチの状態が変わるというのは事実ですが、100%正解ではないということになります。


 下痢から戻ったのはおそらく整腸剤のおかげで荒れた腸内環境が整ったというのが正しいです。


 ぴゅあ100%に戻しても腸内環境が安定しているのは、「ぴゅあ」多めの「すこやか」ブレンドを飲ませているため、腸内フローラが両方のミルクにも対応していた点と、ぴゅあ多めブレンドだったのでミルク変更による負担がなかったと考えました。


 思えば、最初に便秘になったのは、「ぴゅあ100%」からいきなり「すこやか100%」に切り替えた時です。 この時から便秘になり、さらにミルクを頻繁に変えたことにより腸に負担がかかり、下痢になってしまった。整腸剤とぴゅあ固定で回復し、ブレンドにしたが、配合はぴゅあ70~75%で大きく変わらなかったため、腸に負担がかからなかった。というのが答えな気がします。


赤ちゃんにとって一番良くないのは頻繁にミルクを変えること


 赤ちゃんが便秘になって何日もウンチしていなかったり、下痢が続くと不安になりました。  だからといってミルクをとっかえひっかえしていると、逆効果でした。 我が子の場合は若干の好みがある気はしますが、飲まないときはどのミルクも飲まないです。母乳も。


個人的な考察:赤ちゃんの腸内


 上記の結論が出ましたが、まぁ一般的にもよくミルクを頻繁に変えるとよくないと言われます。 ミルクを変えたらおなかの調子が一時的に悪くなったりも聞きますし、我が子でも体感しました。 これは、赤ちゃんの腸内フローラが少なく、また多様性が少ない状態といえます。 腸内フローラに多様性があれば、ミルクを変えてもすぐに対応できるはずですが、赤ちゃんはお腹を壊してしまいます。 そしてうんちが安定した後にまた元のミルク戻してもお腹を壊してしまいます。おそらく物理的な意味で腸内の面積が少ないことが原因だと考えました。 赤ちゃんの小さな腸で保持できる腸内フローラが1つのミルク製品に適合できる量しか保持できないため、1つのミルク製品専用の腸内フローラが作られてしまう結果、ミルクを変えると適合できなくなり、下痢や便秘が発生してしまうと考えました。 


 とはいえ、赤ちゃんの好みもあると思うので、仕方なくミルクを変える際は徐々に配合を変えて腸内フローラを徐々に変化させていく方法もありかもしれません。 


個人的な考察:赤ちゃんのミルクの好み


 我が子はぴゅあが好きで、次いではぐくみ固形が好きです。すこやかは嫌いです。と、思っていました(重要) しかし赤ちゃんに聞いたわけでもなく、それを判断するのは結局のところミルクを飲んだか飲まなかったか、という情報だけです。 余ったミルクはたまに自分で飲んでいますが、どのメーカも甘さと鉄くささに若干の違いがあるものの、ほぼ等しくミルクです。 本当にその微々たる差を感じ取れるぐらいに赤ちゃんの舌は発達しているのでしょうか? もしそうなら大人より上等な舌を持っていることになるので、疑問に感じています。


 初めてすこやかに変えた時は、最初は飲んでいたのですが、3日目ぐらいから飲まなくなりました。 これは結果論ですが、すこやかが嫌いだったのではなく、すこやかに変えた事による腸内負担により、飲めなくなったというのが正しいのではないかと思います。 今はすこやか0~25%でしか飲ませていないので断言できないですが・・。(もうミルクの配合を大きく変えたくないので検証できない)

盆休みの世羅散歩

Flower village 花夢の里に行ってきた。

2024/8/17


 世羅高原農場のひまわり畑に味を占めて、アサガオマリーゴールド畑があるFlower village 花夢の里に行ってきました。
 まずはマリーゴールド畑から。



 ひまわりとは違って、背丈が低いので鬱蒼と茂っている感じはないですが、これだけあると素晴らしいです。



 ここも世羅高原農場の管轄で、両方行くと少しお安くなります。
 畑面積は広いですが、おそらく時期でずらしているので、敷地内の全面が満開ということにはならないです。最初違うエリアに行って愕然としましたが、アサガオマリーゴールドエリアにいって安心しました。笑





 マリーゴールド畑の中にベンチがあり、そこで家族写真を撮影しました。やっぱりお外は眩しいので、息子の顔は基本眩しそうでした。撮影用の帽子かぶせようか?


 続いて、アサガオ畑です。アサガオの満開って難しいのではと思います。花の密度はあまり感じなかったので、全体を撮らずにポートレートメインで、花は部分的に。。


 という感じでいい写真も撮れたし満足して帰りました。




 あと入口に風鈴がありました。今年の初風鈴です。



雪月風花 福智院でかき氷


この日のちょと前に、テレビで夏でアイスクリームかかき氷か、みたいなアンケートでアイスクリームが圧勝していましたが、どうやら最近のかき氷は進化しているようです。奥さんが探し出してきた、かき氷のお店に今回は寄ってみました。



入口は超古民家で、見た目も超古民家です。



 到着しました。私が注文したかき氷は3種類のお茶とミルクとシロップです。シロップが甘さのベースで、あとは好みでお茶とミルクをかけて食べます。これは今までに食べたことがないかき氷で、いわゆる海の家で売ってるような古のかき氷ではなく、最新のかき氷です。


 ふわふわな触感とお茶のビターな味に満足して帰りました。



一方で奥さんが注文したのは数種類の果物ソースとヨーグルトソースのかき氷です。



 このヨーグルトソースが空気を含んだホイップみたいな仕上がりで、かき氷のふわふわとマッチして斬新な感じになっていました。


 やるやん、かき氷。


 世羅に行ってかき氷食べたくなったら、「雪月風花 福智院」がおすすめです。

素人が「DXO PhotoLab7」と「ON1 Photo RAW2024」で悩んだ話

Lightroomからの脱却


 基本、JPG撮って出しでカメラを使ってます。Lightroom Classic6 という、Lightroom の最後の買い切り版を使っています。

 簡単なレタッチしかしないので、今までは不便なかったのですが、家族での記念写真が増えて余計な人を消したくなるケースが多くなりました。 しかし、このソフトはちょっと古くて人を消す機能が満足に行えません。(不自然になる)そこで最新の写真レタッチ&RAW現像ソフトを購入しようと思い、タイトルの二つをお試しで使ってみました。

 なぜLightroom以外なのかというと、今のLightroomは月額課金システムなので、私の好みではないです(笑)買い切りと月額課金のどちらがお得なのかというと、それは人それぞれであり、決して買い切りがお得というわけでもないと思っています。でも私のスタイルだとカメラを頻繁に買い替えるわけでも、新しい機能を追い求めるわけでもないので、買い切りが好きです。

 もしどちらかのソフトを購入した場合、JPG撮って出しレタッチマンから、RAW現像マンに転身します。


RAW保存でよくないかと思った理由


 α7Ciiのカメラ設定で、JPG保存品質を選ぶことができます。JPGしか保存しないので当然最上級品質(エクストラファイン)で保存したいのですが、最近のJPGの品質が上がりすぎて結構なストレージ容量を食います。それがなんと25~30MBぐらいになります。

 対して、RAWは圧縮RAWなるものが出現し、30~35MB程度とそんな変わりません。HEIFという選択肢もありますが、互換性が低いので結局JPGに変換する必要があり、どうせ現像するならRAWからのほうがいいです。必要なストレージ容量の差分に対して、メリットが大きいのがRAWだと思います。多分。


なぜその二つ?


 買い切り候補は以下の3つでした。

 - SILKYPIX
 - DXO Photolab7
 - ON1 Photo RAW2024

 おそらく、上二つは聞いたことがあると思います。

 SILKYPIXはカメラを始めて一番最初に買ったソフトで、日本産なので使ったことがある人も多いと思いますので、ここで比較は省略します。使ってて不自由は感じませんでしたし、好みのレタッチもしやすかった記憶があります。最新版だとさらにいろんな機能がありそうなのですが今回は気になっている二つを比較します。どちらも気に入らなかったらSILKYPIXでいいかも。。


RAW現像ソフトでやりたいこと


 正直言って、見えないものを見ようとするような使い方はしないので、「α7Ciiのクリエイティブスタイル STDを再現する」程度の編集が簡単に直感的にできればよいです。 つまり基本的な明るさ、コントラスト、再度を意図したように実現できれば良いです。 しかし、高いお金出して買うにはノイズ処理性能などの性能が高いことに越したことはないです。

 α7Ciiのクリエイティブスタイル STDの撮って出しの絵がお気に入りなので、今回はこの色に近づけていきます。 サンプルとしては微妙な変化なのでおもしろくないですが(笑)。 自分の不断の使い方を想定しています。色合いを大きく変えるような編集や、フィルム調の編集は基本的にしないので普通のSTDに近づけてあとは微調整するというのが使い方です。


DXO Photolab7


 DXOというメーカーは、DxO Markというカメラやレンズの性能を分析するサイトを運営しています。このソフトは日本でもそれなりに有名で、特にノイズ処理に定評があります。

DxO PhotoLabは、フランスのボローニュに本社を置くDxO Labs社が開発・販売している写真編集ソフトです。DxO Labsは写真や画像処理分野で革新的な企業として知られています。
DxO PhotoLabには、写真の処理や調整、編集、レタッチ、エクスポート、管理などを行うためのツールが揃っています。また、カラーレンダリングを変換する機能も備わっており、銀塩フィルムで撮影したかのような画像を作成することも可能です。これらの機能はほとんど自動で処理されますが、ユーザーが好みに合わせて手動で調整することもできます。
DxO Labsが開発している別のソフトウェアには、ノイズ除去専用ソフトのDxO PureRAWがあります。

さっそく、体験版をダウンロードして現像してみました。
今回は撮って出しの絵(クリエイティブルック STD)に近づけることを目標としています。
※画像は10MBに収まるように劣化させています。ここではSTDの色合いを確認しています。

JPG取って出し

 クリエイティブルックのSTD、凄くナチュラルで気に入っています。STDは若干の彩度アップと、ハイトーン部分の表現が豊かなのが気に入っているポイントです。雲は若干白飛びしていますがJPG撮って出しマンに言わせれば味だと思っています。

DxO Photolab7 無編集 DxOカメラプロファイルα7CII

 RAW無編集は雲の情報が残っていますが、のっぺりしています。今回はこの白飛びも含めて、STDに近づいたら合格ラインです。

DxO Photolab7 レタッチ DxOカメラプロファイルα7CII

 意外と苦戦しました。いろいろ試してSTDに近づきました。しかし、完全には同じ雲になりませんでした。きっと詳しい人がやれば出来るとは思いますが、万年素人でも直感的に操作して意図した色が出るのってすごく重要な事だと思います。

 この編集は簡単そうに思うんですが、このDxO Photorab7はLightroomと違って白レベルの補正項目がないので直感的にできないのが微妙というレビューを見たのでこの補正を題材にしています。

DxO Photolab7 トーン補正

白レベルの代わりに、DxO ClearView Plusという項目を駆使して空の明瞭度を上げてみました。
まぁ、なんとかなるなと思いました。

Photolab8で白レベル追加してくれんかな・・?

ON1 Photo RAW 2024

 このソフト、日本で全く情報がないです。でも出来る機能や価格を考えると非常に魅力的です。

ON1 Inc.は、アメリカに本拠を置くソフトウェア開発企業で、写真編集ソフトウェアの設計・開発を手掛けています。長年にわたり、プロフェッショナルおよびアマチュアフォトグラファー向けの革新的な写真編集ツールを提供しており、特に直感的な操作性と豊富な機能で知られています。ON1 Inc.は、Adobeのような大手企業と比較しても、ユーザーにフレンドリーで手頃な価格のソリューションを提供することを目指しています。

JPG撮って出し
ON1補正なし プロファイル:ON1 Standard
ON1レタッチ後 プロファイル:ON1 Standard

 プロファイルの違いにより、無編集の状態で撮って出しに近いですね。Photolab7とON1で若干の違いがあります。ON1の方がレタッチが少なく済みそうな色合いでした。こちらのソフトは白レベルの調整があるので、雲のコントラストの編集は直感的にできました。

シャープネス

 もう疲れたのでここからは適当です。(笑)


 シャープネスの設定はDxOの方はぶっ飛んだレベルまで調整できます。ON1は常識的な範囲内ですが、こちらはブレ除去機能なるものがあります。シャープネス処理後の画質はそんな変わらないと思います。

DxO Photolab7
ON1 Photo RAW 2024
ノイズ処理

これはDxOが強い部分で人気な理由でもあります。
サンプル画像はISO25600で撮影したノイズまみれの画像です。
撮って出しだとカメラ内である程度ノイズ処理しているので、見た目上は撮って出しよりノイズが多いです。

DxO ノイズ処理なし
DxO ノイズ処理なし拡大
撮って出し(カメラ内ノイズ処理)
DxO DeepPrime XDによるノイズ処理
ON1 Photo RAW 2024 Noise AI
SILKYPIX 標準ノイズ処理
SILKYPIX ファインディティー


 どちらも凄いんですが、個人的にはDxOが圧勝かと思いきや、ON1が凄いです。そしてカメラ内のノイズ処理って結構優秀なんですね。
 DxOは自然なテイストでザラツキがなく、滑らかなノイズ処理です。対し、ON1のNoise AIはざらつきはあるものの、素材のテクスチャがかなり残っています。かなりハイレベルです。

 いきなり比較にSILKYPIXが出てきましたが、12PROをインストールしてみました。ノイズ処理については特別に秀でているるわけではないようです。

まとめ:基本性能はDxO、多機能なON1

 ・他にON1にしかなくて気になった機能

 ①ON1はLuminar neoのように空を入れ替えることができます。
 まぁこの機能は使わないけど・・。

ON1 Photo RAW 2024

 

 ②AIが空と木々、花などを個別に識別してエリア単位で補正できる
 空を入れ替えることができるということは、空を認識しているということです。何もしなくても自動で空や木々のパラメータが追加されています。
 以下の例だと空専用パラメータです。

ON1 Photo RAW 2024 Brilliance AI 空専用パラメータ


 このパラメータを弄ることで、空のエリアだけを編集できてしまいます。
 このAIによる識別機能は、マスキングにも使用することができます。(たぶんLightroomにもあると思う。)


 ・Lightroomのような強力な写真管理機能は?
 どちらもカタログ機能はなく、あくまでディレクトリ階層で管理し、編集用のファイルが写真ごとに生成されます。SILKYPIXも同じ。
 ただLightroomのカタログ機能はPCを汚すので一部の人には嫌われているらしく、シンプルに自分で管理したい人には逆に良いかもしれませんね。


 ・まとめ
 この多機能さ、ノイズ処理性能でお値段はなんと16,000円です。DxOより1万円も安いですね。しかもセールを頻繁にやっていて、1万円近くで買えることもあります。
 欠点は日本語の翻訳がダメなところですが、ニュアンスは通じます。最初、白人とか黒人とか書いてて笑っちゃいましたが、白レベル、黒レベルのことですね。


 ON1のシェアは日本ではほぼ0ですが、海外ではDxOに次ぐぐらいのレベルで普及してそうです。母数が多いので日本で主に使われているSILKYPIXよりもDL数いってそうですね。 ここまで比較したらSILKYPIXも試そうかな・・。日本製だし・・。


 ちなみにON1 Photo RAW2025がもうすぐ出そうです。メルマガでお知らせが来ていました。 また、例年で言えば年末までにDxO Photolab8が出るかもしれません。

追記 SILKYPIXの評価


 使い方が独特で癖がります。操作がやや不便に感じました。例えば、詳細パラメータで白レベルとハイライトを同時に開けなかったりなど、操作に不便を感じます。
 他と比べても何かが特化しているわけでもなく、ON1のようなAI機能もなく、普通に使えるレベルです。何か買う理由がないんだよなぁ。

追記 海外で詳しくレビューしているYoutube動画を見つけました。


 もし本ソフトで比較している人がいれば、この人の動画を見るべきです。



 特に気になったのが、デモザイク処理(ベイヤー配列から色情報を生成する工程)で隠れた正確な情報を抜き出せるのがDxOだと評価している点です。この動画の通りなら基本性能は圧倒的にDxOということになります。


参考:Photolab7レビュー(上の動画と同じ人)



 ここまで適当なレビューを書きましたが、Lightroomのお金なんて余裕で払える人は、マジでLightroomが正解だと思います。